現在、ケニアのそれぞれの大学への入学者はケニア大学中央選抜局（Kenya Universities and Colleges Central Placement Service：KUCCPS）が一括して選抜している。しかし、現在政府が支持している法案が議会を通過すれば、入学者を選抜し、認定するという権限はそれぞれの大学に与えられることになる。
 
この展開は、ケニア医科大学（Kenya Medical Training College：KMTC）などの大学に大きな影響をもたらすと考えられる。この大学は、2016年から入学者の選抜をめぐってケニア大学中央選抜局と法廷で争っている。ケニア大学中央選抜局は、大学の受験料として学生らから数百万ケニア・シリングを徴収している。それに対してケニア医科大学を含む一部の大学は、ケニア大学中央選抜局から独立するとともに、一人当たり約2,000シリングの受験料を徴収することを求めている。
 
2018年4月1日
 
Daily Nation：Colleges might be allowed to admit students directly