【ニュース・ケニア】スティグリッツ教授、ストックホルム声明について見解を述べる

 
2001年にノーベル経済学賞を受賞し、世界銀行の上級副総裁も務めたジョゼフ・スティグリッツ(Joseph Stiglitz)教授が、ナイロビ大学(University of Nairobi:UoN)で公開講演を行った。「ストックホルム声明について-包括的な開発のための新たな戦略」というタイトルのこの講演では、ストックホルム声明に焦点が当てられた。
 
この声明は、スティグリッツ教授をふくむ著名な経済学者が2016年にスウェーデンのストックホルムで今日の経済的な課題について話し合ったのちに、発表したものである。スティグリッツ教授によると、この声明には包括的で力強い成長を確保するための指針が示されているという。
 
スティグリッツ教授はさらに、この声明はワシントン・コンセンサス(Washington Consensus)は失敗に終わったのであり、幅広い目的と手段や、開発プロセスにおける参加についてよりバランスのとれた見解が必要であることを、人々に求めているとも語った。
 
2018年5月11日
 
UoN:Prof. Stiglitz shares his views on the Stockholm Statement
 

地域 中東・アフリカ
ケニア
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
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