【ニュース・ケニア】ケニア・メソジスト大学、17億シリングでオフィスビルの売却を検討

 
ケニア・メソジスト大学(Kenya Methodist University:KeMu)は、銀行からの融資と税金、そして教職員の給与を支払うために、ナイロビ中心部のコイナンゲ通り(Koinange Street)沿いに位置するオフィスビルの売却を検討している。オフィスビルには、ビジネス関連の学部のキャンパスが置かれている。
 
ケニア・メソジスト大学のオフィスビルをめぐる問題は、学生数が減少するなかで苦闘している私立大学の現状を象徴している。こうした問題が起こるのは、同大学をはじめとする私立大学の財政状況が悪化しているためである。昨年に実施された中等教育修了試験(Kenya Certificate of Secondary Education:KCSE)では、全体的に成績が不振であった。そのため、C+以上の成績を修めた学生のほとんど全員は公立大学に入学してしまい、私立大学にはほとんど学生が入学しなかったのである。
 
2018年3月19日
 
NAIROBI NEWS:Broke university to sell city office block over Sh1.7bn Co-op Bank loan
 

地域 中東・アフリカ
ケニア
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政
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