ケニアにおける食糧安全保障の中心は、トウモロコシを使用した食べ物である。しかし、このような認識は変化することになるだろう。というのも、メキシコ連邦政府が農業省を通じてジョモ・ケニヤッタ農工大学(Jomo Kenyatta University of Agriculture and Technology:JKUAT)にニシュタマリゼーションの機器を導入したからである。その目的は、ニシュタマリゼーションの技術をケニアに移転することにある。
ニシュタマリゼーションの技術は、メキシコや南米で利用されている。トウモロコシを石灰と一緒に処理し、調理し、その後トウモロコシ粉をつくるために粉砕する。こうしてできた小麦粉は、トルティーヤをはじめとする600種類以上の食事に用いられる。
駐ケニア・メキシコ大使のエラスモ・マルティネス(Mr. Erasmo Martinez)氏によると、メキシコ政府はケニアとの二国間協力における重要なプロジェクトのひとつとして、ニシュタマリゼーションの技術移転を位置づけているという。
2018年6月5日
JKUAT:Nixtamalization Technology to Enhance Food Security Launched
【ニュース・ケニア】ケニアの食糧安全保障を強化するため、ニシュタマリゼーションの技術を導入
地域 | 中東・アフリカ |
国 | ケニア |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
国際交流 | 国際化 |
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