【ニュース・ケニア】ケニアの教員養成校で教育の質をめぐる問題が浮上

 
ケニアで今年教員養成校の修了試験を受けた学生のうちおよそ半数が落第し、将来的な教員の質に対する懸念が高まっている。教員サービス委員会(Teachers Service Commission)が教師の教科理解に対する懸念を表明したことをきっかけとして、この問題に注目が集まった。今年修了試験を受験した2万9,530人のうち、1万457人が来年実施される再試験を受ける予定である。この数字は昨年度の1万2,438人から減少したものの、私立の教員養成校では落第者の人数がこれまででもっとも多かった。
 
教育長官のベリオ・キプサング(Belio Kipsang)氏はモンバサ(Mombasa)で講演を行い、新たに教員になる者が必要な知識と専門的な能力を身につけることができるようにするため、教員養成校の運営者に対して教育の質を改善するよう要求した。
 
2018年11月17日
 
Daily Nation:High rate of exams failure calls into question quality of trainee teachers

地域 中東・アフリカ
ケニア
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
人材育成 教員の養成・確保
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