【ニュース・ケニア】ケニアの大学で教員が職務に復帰

 
ケニアの各地に位置する31校の公立大学では、2ヵ月半のあいだ継続しているストライキを終結させるために、各教員に誓約書への署名を強制している。このように大学当局が反抗的な教員を取り締まるなかで、数多くの教員が徐々に職務を再開しはじめている。ケニヤッタ大学(Kenyatta University)では、2018年5月7日に学生が大学に復帰し、学業を再開した。また、ケニア工科大学(Technical University of Kenya:TUK)とナイロビ大学(University of Nairobi:UoN)でも授業が再開された。
 
大学教員組合(Universities Academic Staff Union:UASU)とケニア大学教職員組合(Kenya University Staff Union:KUSU)は、大学側が用いた戦略を批判した。両団体は、所属メンバーにハラスメントを行ったとして警察と大学当局に抗議するとともに、その行為は違法だと指摘した。UASUのコンスタンティン・ワソンガ(Constantine Wasonga)事務局長は、大学側が要求している誓約書に署名しないよう所属メンバーに注意を促した。
 
2018年5月10日
 
Daily Nation:Lecturers resume work amid crackdown by varsities
 

地域 中東・アフリカ
ケニア
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
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