【ニュース・ケニア】ケニアで1万人以上の学生に無効な学位が授与される可能性

 
ケニア国内の26校の大学に在学する1万人以上の学生が、違法な課程で教育を受けているために「無価値」な学位を授与される危険にさらされている。ケニア大学就業支援サービス本部(Kenya Universities and Colleges Central Placement Service)の報告書によると、大学教育委員会(Commission for University Education)はそれらの課程を承認しておらず、したがってそこで授与される学位は無効だという。
 
この報告書によると、トム・ムボヤ大学(Tom Mboya College)は大学教育委員会の承認を得ずに25の学士課程を提供しており、それらの課程には約810人の学生が在籍しているという。さらにガリッサ大学(Garissa University)では未承認の8つの課程に385人の学生が在籍している。その他にも、ケニア・ハイランド福音大学(Kenya Highlamds Evangelical University)では7つ、キシイ大学(Kisii University)では5つ、そしてエンブ大学(University of Embu)では6つの未承認課程が、それぞれ提供されているという。
 
大学教育委員会はそれらの未承認課程の提供を止めることができなかった理由や、すでにそれらの課程に在籍している学生が今後どのような選択肢をとり得るのかについては、いまだ不透明なままである。
 
2019年2月19日
 
Daily Nation:10,000 Kenyan students may end up with bogus degrees

地域 中東・アフリカ
ケニア
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