【ニュース・ケニア】ケニアで周縁地域出身の学生1,400人を教員として養成

 
ケニアでは、これまで17カ所の周縁地域に暮らす学業成績の悪い1,400人以上の学生が、アファーマティブプログラムを通じて教員養成校で教育を受けてきた。教育省初等基礎教育部局のエリヤス・アブディ(Elyas Abdi)部局長によると、このプログラムの目的は牧畜民を中心とした周縁地域のコミュニティを対象として、教員の人数を劇的に増加させることにあるという。
 
聖マークス・キガリ教員養成校(St Marks Kigari Teachers College)の第81回卒業式で演説を行ったアブディ氏は、そのなかで教員養成校の生徒数が減少していることを指摘した。さらに、全国の27校の教員養成校で、ここ数年のあいだに学生数が著しく減少していることを付け加えた。同氏によると、2017年に2万1,894人だった学生数は、現在では1万8,795人まで減少しているという。
 
さらに、アブディ氏の説明によると、一部の地域では入学のための成績基準を引き下げることによって、教員養成校の収入にも影響している生徒数減少というこの問題に対処できるだろうとのことである。
 
2019年2月10日
 
Daily Nation:1,400 students to train as teachers in hardship areas

地域 中東・アフリカ
ケニア
取組レベル 政府レベルでの取組
人材育成 教員の養成・確保
レポート 海外センター