【ニュース・ケニア】アフリカの農業研究開発におけるジェンダー・ギャップの問題

 
2018年2月、ケニアに拠点を置く「農業研究開発分野におけるアフリカ女性(African Women in Agricultural Research and Development:AWARD)」とフランスのアグロポリス財団(Agropolis Foundation)がケニアでパートナーシップ協定に署名した。
 
そこで講演した専門家によると、アフリカの農業研究開発分野では女性よりも男性の研究者のほうが多く、そのために農業生産全体が負の影響を被っているという。さらに、農業生産を向上するとともに研究開発分野におけるジェンダー・ギャップを解消すれば、食料と栄養を確保するというアフリカの問題に持続的に取り組むうえで、重要な契機となる可能性があるとのことである。
 
今回結ばれたパートナーシップのもとで、アグロポリス財団は100万ドルを出資することになっている。この資金は、アフリカにおける女性研究者の協力関係を強化する目的で、科学的な技術を教えたり指導者としての能力を養成したりするのに用いられる予定である。
 
2018年3月20日
 
Bizcommunity:Gender gaps: Bane of Africa’s agricultural R&D
 

地域 西欧、中東・アフリカ
フランス、ケニア
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