マケレレ大学(Makerere University)では、新年度の開始から3週間のあいだ教職員のストライキが続いており、活動が麻痺している。
総勢1,500名の教員と1,760名の職員のうち、実際にストライキに関わっている者が何名いるのかはいまだに不明である。ただ、すべての大学関係者はストライキの影響の大きさを実感している。大学の経営陣は反体制的な教職員を解雇すると脅しており、教職員の雇用状況は不安定化している。また、講義の再開や今後の行く末が不確実なことから、彼らは緊張状態に置かれている。さらに、この問題は最終的に法廷闘争に至る可能性もある。もしそうなれば、大学は「知識の中心」という役割を担っているにもかかわらず、それを達成するためのリソースや関心が奪われてしまうだろう。
同大学教職員組合のエドワード・ムワブ(Edward Mwavu)臨時議長は、経営陣とのあいだで何度か会合を行ったものの妥協点を見いだすことができなかったと語った。
マケレレ大学で繰り返されているストライキは、解決が困難なほど深刻なガバナンス上の問題を同大学が抱えていることを示している。また、ウガンダの最高学府としてのイメージと立場も損なわれている。
2019年2月8日
Daily News:Makerere strike bites beyond staff
【ニュース・ウガンダ】マケレレ大学職員、ストライキをめぐって分断
【ニュース・ウガンダ】マケレレ大学、ストライキの影響甚大
地域 | 中東・アフリカ |
国 | その他の国・地域 |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
行政機関、組織の運営 | 組織・ガバナンス・人事 |
レポート | 海外センター |