【ニュース・ウガンダ】ウガンダ政府、試験制度の徹底的な見直しを提案

ウガンダの教育スポーツ省はイギリス国際開発省(Department for International Development:DFID)と協力しながら、生徒に適切な技能を身につけてもらうために教育とその評価・試験の制度を徹底的に見直す方策を検討している。
教育スポーツ大臣のジャネット・カタハ・ムセヴェニ(Janet Kataha Museveni)氏は試験制度の見直しをテーマとした2017年6月6日のシンポジウムにおいて、人々が依然として教育の成否をその内容ではなく試験の成績のみによって判断していることを指摘した。彼女によると、そのためにウガンダの生徒たちは学校で無用な技能を身につけることしかできておらず、この問題は、彼らの技能を望ましい水準よりも低く評価した報告書でも指摘されているという。大臣は、学習者たちが労働市場で必要とされる適切な技能を身につけることができるように、教育制度を批判的に検討し、問題点を特定し、試験と評価の制度改革に助力することを教育専門家に対して求めた。
また、初等中等教育局の前局長であるユスフ・ンスブガ(Yusufu Nsubuga)博士は、生徒たちが専門的な訓練を受けていない教師によって作成された試験を強要されている現状を踏まえた上で、生徒の評価を担当する教師に専門的な訓練を課すことを提案した。

 

2017年6月7日

 

Daily Monitor:Uganda proposes overhauling examination system

地域 西欧、中東・アフリカ
イギリス、ケニア、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 教員の養成・確保