【ニュース・イギリス】大学入学願書(1月締切分)の結果

 
2019年2月7日、Independent紙は、大学入試機関(UCAS:Universities and Colleges Admissions Service)が発表した2019年9月入学分の志願者数について、以下のように伝えた。
 
英国の大学で学ぶために願書を出した生徒の数は、3年ぶりに増加した。このことの背景には、EU離脱の不透明性とポンド安があるのかもしれない。
 
最新のUCASの値が示すところでは、合計561,420人が2019年9月に英国の大学で課程を始めるために出願をした。これは539,720人だった2016年以来初めて上昇したことになる。
 
この数字は非EU圏からの記録的な志願者数によって伸びたものである。非EU圏からの志願者数は全体で63,690人であり、前年より9%の上昇している。
 
値によれば、英国のEU離脱に関する国民投票によって英国の魅力が落ちると(教育)業界全体が恐れていたにもかかわらず、EU圏からの志願者数は1%上昇した。
 
専門家は、下落するポンドが英国を安く学べる場所にし、留学生やEU出身学生の出願の増加を刺激する上で役に立ったのではないかと述べている。
 
また、EU離脱後の労働市場の不透明な見通しも、高等教育への進学を選ぶ国内の卒業生の数を増加させているかもしれない。
 
また、イングランドの18歳人口全体が1.8%減少しているにもかかわらず、1月15日の締め切りまでにイングランドの18歳人口の38.8%が英国の大学に出願している。これは2018年の出願率から1.4%上昇している。
 
今年は中国からの出願者数が3分の1増加し、15,880人へと伸びた。これにより、中国からの出願者数はウェールズや北アイルランドからのものとほぼ同数になっている。
 
The i:UK university applications rise for first time in three years amid Brexit uncertainty

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