2018年1月22日、UKリサーチ・イノベーション(UKRI:UK Research Innovation)は研究とイノベーションのインフラ政策についてのロードマップの策定を開始したことについて、以下のような記事を公表した。
UKRIはビジネス・エネルギー・産業戦略大臣から、研究とイノベーションのインフラ政策について初のロードマップを作るよう命じられた。これまで英国はこのような幅と量を持つロードマップ作成の実施を試みたことがないため、これは挑戦的な作業といえる。これは英国が現在持つ能力への理解増進と将来の計画策定に莫大な利益をもたらす。この作業は、研究開発への投資をGDPの2.4%にまで増大させるという政府の試みの一部である。
○ロードマップの作成
この事業はインフラストラクチャーの定義について次のようなものを用いている研究やイノベーションを行なう共同体が研究を行い、その分野でイノベーションを育むために使う施設や資源、サービス。
それらには次のものを含む:
- 主要な研究備品(または用具一式)
- コレクション、アーカイブ、データといったような知識資源
- データやコンピュータシステム、そして通信網や優れた結果を達成するために不可欠なその他の手段といったようなITインフラ
○計画の目的
目的は、既存の英国のインフラ(及び英国が参加する主要な国際施設)、将来の(研究上の、経済的な、または社会的な)需要、及び結果となる投資の優先順位の理解に基づき、長期的(2030年頃まで)な研究・イノベーションのロードマップを作り上げること。
これに加えてロードマップには以下の点が含まれる:
- 将来の研究とイノベーション能力の優先順位を見極めること
- 相互連携の可能性を増大させる機会を見極めること
- UKRIの総合的な長期投資計画の策定を支援すること
- 研究やイノベーション分野でのグローバルリーダーとしての英国を振興すること
- 長期的なビジョンを達成するための主要段階に着手すること
○作業時間の割り振り
- 計画の開始 2018年1月
- 新たな発見事項の発表 2018年11月
- 第一版の発表 2019年 春