2020年10月12日、リサーチ・イノベーション(UKRI)UK は、2020/2021年度の活動計画を発表した。
当該計画では、すべての人に地域的、全国的そして国際的に生活を豊かにすることに貢献し利益を得る機会を与えることを可能とする
英国の優れた研究・イノベーションシステムをもたらすために、多様なパートナーやコミュニティといかに連携するかについて新たな
ビジョンを設定している。
30ページに渡るこの計画では、相互に繋がる研究とイノベーションにおける広がりと複雑さを示し、繁栄と公共の利益の発見につながる
盛んかつ包括的な研究・イノベーションシステムを構築するために、他者と密接に協力して、いかにしてUKRIの使命を達成していくかを
述べられている。
また、当該計画においては、コロナウイルスの感染拡大及び社会への影響の理解からコロナウイルスの診断方法、治療方法及びワクチン
を開発するための努力に至るまで、UKRIの資金がコロナ渦における英国の対応に貢献するためにどのように使われているか明らかにしている。
加えて、UKRIがパートナーとともに取り組んでいる、研究の持続可能性、現代社会における奴隷制度、デジタル化、気候変動など、
地域的、全国的そして世界的な難題についても言及している。
当該計画ではUKRIの使命を果たすため、以下の4つの要素を設定している。
- 新たな組み合わせを創造するため、多様なコミュニティの意見を聞き、つながりを持ち、他者との連携に取り組むことで一同に集め、
活性化させること - 選択、立案そして行動を通じて、ビジョンを実現する研究・イノベーションシステムの進展に刺激を与えること
- 人的資源、アイデア及びインフラに投資すること
- 質の高い研究・イノベーションを実施すること
どの要素も、UKRIのプランの他の側面において相互参照される年間の優先順位が高い目標である。この計画は、UKRIの使命を果たすために、
いかに9つの研究会議の戦略と活動を結びつけるかを示している。