2018年9月5日、学生局(OfS:Office for Students)は、UKリサーチ・イノベーション(UKRI:UK Research Innovation)との間に、研究と教育にまたがって共通する優先課題に関し両機関がどう協同していくかを確認する協力協定を結んだと発表した。
学生局によれば、この協定は、双方の機関の異なるファンディング制度・管理制度が、イングランドの大学が作り出す巨大な利益を、個人、街及び地域、並びに我々の経済及び社会のために、そして国家的にまたはグローバルに後押し・増進することを可能とする。
UKRIと学生局の戦略的な協力分野は、高等教育研究法(2017)の可決の際にビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS:Department for Business, Energy&Industrial Strategy)と教育省(DfE:Department for Education)によって特定されており、技術と才能の確保、知識交換、基盤的投資、高等教育事業者の経済的安定性、説明責任と保証、エビデンスの収集、研究評価制度(REF:Research Excellence Framework)、教育・学生成果評価(TEF:Teaching Excellence and Student Outcomes Framework)、知識交換評価制度(KEF:Knowledge Exchange Framework)とされている。
OfSによれば、UKRIはリサーチ・イングランド(RE:Research England)* の資金配分の上でOfSの高等教育事業者管理制度に依存するわけではなく、イングランドにおける事業者管理機関としてOfSが行う判断・決定からは独立した形で行動することになる。
*REはUKRIに含まれる機関で、イングランドにおける研究資金の配分を行なっている。
(OfSの発表ページ)
Office for Students:OfS and UKRI sign collaboration agreement
(UKRIの発表ページ)
UK Research and Innovation:UK Research and Innovation and the Office for Students sign collaboration agreement