【ニュース・イギリス】UCASの調査で、統一試験「Aレベル」改革はASレベルに大きな変化をもたらすことが明らかに

2015年1月16日、多くのイングランドの中等教育機関が、Aレベル改革によってASレベル(準上級)がAレベル(上級)としてカウントされなくなった場合に、生徒にASレベル試験を受けさせるかどうか決めかねているとしたUCAS(University and College Admission Service)の調査結果が明らかになった。改革前のシステムでは、ASレベル試験2科目がAレベル試験1科目に相当するとされ、Aレベルの資格取得システムとして広く利用されていたが、改革が今年度より漸次進行しており、ASレベルの取り扱いについては未だ不明の状況である。

主なポイントは以下の通り。

・現状では、多くの機関は様子見の姿勢をとっている。65%が、AS・Aレベル改革が完遂される2017年に改めて教育計画の見直しをすると述べている。

・英国全土では異なったパターンが多く見られることが予想される。Aレベルに関しては、15種類以上のプログラムが2017年9月より教育機関で提供される可能性がある。かつ、うちどのプログラムについても多くの者が取得するような主要なプログラムとなりうる可能性は低いが、4つのASレベルを取得することで3つのAレベル資格取得と同等とみなされるパターン、Aレベルと他の資格の混合取得パターンなどが最もよく利用される可能性が高い。私立校については、Extended ProjectというAレベル以外の資格システムを利用する可能性が高い。

・全体の回答のうち、68%がAレベル改革はAレベル受験のあり方には影響なしと答えたが、24%はAレベル受験を選ぶ生徒は減少するだろうと答えた。

URL1: https://www.ucas.com/corporate/news-and-key-documents/news/level-reforms-will-result-significant-differences-provision

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
人材育成 入試・学生募集