【ニュース・イギリス】QS社による学科別世界大学ランキング2016

2016年3月22日、Quacquarelli Symonds 社は2016年の学科別世界大学ランキングを発表した。今回新たに6学科(人類学、考古学、鉱山学、看護学、舞台芸術、社会政策)が加わり、42学科が対象となった。

 

このランキングは2011年より年に1回発表されており、学生が、自分の研究分野でのトップレベルの大学を知るための参考にするとともに、このような比較データの需要に応えている。

 

米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)、ハーバード大学がそれぞれ12学科で1位となり、英国の大学が8学科で1位を占めた。

 

米国、英国以外ではオランダのワーヘニンゲン大学が農林水産学、スイスのチューリッヒ工科大学が地球海洋科学、香港大学は歯学で1位を獲得した。全部で16大学が少なくとも1学科で1位となっている。

 

1位以外の上位では、依然として、米国、英国の大学が優勢で、ケンブリッジ大学(英)、カリフォルニア大学バークレー校(米)、オックスフォード大学 (英)、スタンフォード大学(米)、ハーバード大学(米)、マサチューセッツ工科大学(米)、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)(英) 、カルフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)(米)、プリンストン大学(米)、イェール大学(米)、インペリアル・カレッジ・ロンドン(英)、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)(英)などがトップ10入りしている。

 

米、英以外でトップ10入りしたのは、シンガポール国立大学(13科)、チューリッヒ工科大学(11学科)、香港大学(6学科)、東京大学(5学科)、オーストラリア国立大学(4学科)、カロリンスカ研究所(スウェーデン)(4学科)、デルフト工科大学(オランダ)(3学科)、清華大学(中国)(3学科)である。

 

QS社の学科別ランキングは、エルゼビア社の論文データに基づく研究インパクトに加え、各分野におけるその大学の国際評価などを指標にしており、2016年の結果は、76,798人の研究者と44,426人の職員の意見、2,850万の研究論文及び1億1,300万の引用論文の分析に基づいている。

 

全部で945大学が少なくとも1学科で登場しており、49ヶ国において少なくとも1校が上位100位に入っている。上位50位の36%を米国の大学、15%を英国、さらに15%を英国以外のヨーロッパの大学が占めており、アジアの大学は16%、オーストラリアは9%、カナダは6%であった。

 

Top Universities:QS World University Rankings by Subject 2016 – Out Now!

地域 西欧、その他
イギリス、その他の国・地域
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
その他 その他
統計、データ 統計・データ