10月10日、BBC Newsは、英国のトップ大学がドイツの大学と提携し、英国の学者のためにEUの研究資金と繋がりを保つ目的で、英国とドイツの機関の両方が共同して職員を雇用するという、EU離脱後の「ユニーク」な協定について報道した。
BBCによれば、インペリアルカレッジロンドンはミュンヘン工科大学との提携協定に調印をした。この提携協定は、英国とドイツの大学で共同で雇用され共有されるアカデミックポストを設けるもので、これらの教員はいわば学問的な二重国籍となる。
両大学とも科学技術に特化しており、この共同研究はコンピュータ科学、医療科学、生体工学、物理、航空宇宙といった分野のものになる予定とのことである。
このことの意図は、「共有された」学者が、ドイツと英国どちらの出身でも、またロンドンとミュンヘンのどちらに拠点があっても、ミュンヘン工科大学を通じて引き続きEUの研究プロジェクトに参加可能になることであると報じられている。