2015年6月4日、OFFA(Office For Fair Access)はaccess agreementに関する年次報告書を発表した。英国では、授業料の値上げが実施された2012年度より、基本授業料£6,000を超える授業料を課す高等教育機関は、貧困等社会的に不利な背景を持つ若者の高等教育への参加機会拡大への取り組み・予算配分についてOFFAと協定(access agreement)を結ぶことが義務付けられている。
同報告書によれば、2013学事年度のaccess agreement実施に関しては、各高等教育機関の取り組みに顕著な成果が見られた、ということである。
主なポイントは以下の通り。
・全高等教育機関が、2013学事年度のaccess agreementで設定した達成目標の90パーセントを達成したか、達成途上にある。
・3分の1の達成目標は目標期限の3年前に達成された。
・身体障害学生に関しては87%、ジェンダーに関しては87%、人種多様性に関しては79%の目標が、達成もしくは達成途上にある。