2020年11月2日、The Pie Newsは、コロナ禍の留学生者数への影響にも関わらず、内務省が、2030年までに60万人の留学生を呼び込むと
いう政府の目標は“完全に達成可能”と発表したことを報道した。
内務省の学生移民政策の長であるPaul Jeffery氏は、IHE 2020 Policy Liveのオンラインイベントにおいて、「政府は、英国内の高等教育の
留学生数の増加に取り組んでいる。新たな移民システムの意図は、それをできる限り“シンプルかつ良い結果をもたらすもの”にすることである。
新たな移民システムが適用される最初のルールは10月5日から開始されており、現在申請の受付を行っている。最も重要な新たなポイント制の
熟練労働者ビザを含むこの新たな移民システムの最初の段階の残りは12月1日から開始される。」とJeffery氏は述べた。
また、「留学生が大学卒業後、数年間の英国での就業を可能にする Graduate Routeもこのシステムで取り入れられており、2021年夏に開始する
予定である。一度このGraduate Route に入れば、いわゆる財力証明要件、スポンサー要件、英語能力要件を問われることはない。学位もしくは修士課程
を修了していれば2年間、博士課程を修了していれば3年間、あらゆる技術レベルのあらゆる専門的職業に就くことが可能である。しかしながら、特に、例えば
英国外で2年、英国内で2年、学習するといったいわゆるArticulation Degreesの学生の場合における当該資格に関しては、まだ政策上検討の必要
がある。内務省には、誰がGraduate Routeの資格があるのかなどを知ることができるメカニズムが必要である。我々はこれを行うための最も良い
方法に取り組むために英国留学生問題評議会(UKCISA)(※)などと密接に協力している。」と述べた。
※ 英国留学生問題評議会(UKCISA):
留学生と、留学生とともに働く人々を支援する英国の国立諮問機関。英国の全大学、高等教育機関、学生組合などで組織されている。
留学生の活動に関する情報、トレーニング、ガイダンス、議論などを提供している。
The Pie News :UK 600k int’l student target by 2030 “achievable”