【ニュース・イギリス】2021年の大学進学予定者は大学選択に大きな望みを

 
 2020年10月12日、英国大学協会(UUK)は、2021年秋に大学入学を目指している学生に対し、2020年の繰り延べはなく、大学は入学許可を
検討する際、柔軟に対応する準備をしているとして、大学選択に際して大きな望みを持つように伝えた。

 
 2020年に進学を1年遅らせることを選択した学生は、わずか0.1%増加し5.8%であった。これは2021年の進学予定者に対し、学位課程から
見習い学位制度(※)へ多岐にわたり、大学に十分な受入れ能力があることを意味しており、さらに大学は増え続ける需要を満たすため、
いくつかの課程の定員をできる限り拡大するとしている。

 
大学入試機関(UCAS)は、今年、教員が学生の境遇をより詳細に提供できるよう改善を行い、大学が学生個人の全体像を把握できるようにした。
これは、2020年に始まっている恵まれない境遇を持つ学生の課程への受け入れの増加に続くものである。

 
 UCASの最近の調査から洞察すると、ここ数年で若者が大学の選択を行う際、オンラインでの情報をより求め、特に“不況に強い”課程の就職率
について興味を持っていることがうかがえる。また、在宅での学習にはあまり興味がなく、全体的に2021年の大学進学には前向きであった。

 
 この学生を勇気づけるニュースは、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学のほかに、医学、歯学、獣医学の課程の申請締切前の10月15日
にもたらされており、学生は、2021年1月15日のすべての他の課程の申請期限までに最大5つを上限とした選択を加えることができる。
最近では、10月の期限の課程に申請するおおよそ6,000人が1月15日までによりたくさんの選択を加えている。
 


UUK: Universities and admissions leaders encourage students to be ambitious with their 2021 applications
 

見習い学位制度
2015年に始まった見習い学位制度は、企業が従業員の技能向上を目的に教育機関と協力して訓練を提供するものである。「見習い」となる
従業員は就労と学習を並行させ学士号や修士号の取得を目指す。
 
QA UPDATES: 英:見習い学位の活用が拡大傾向

地域 西欧
イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 入試・学生募集
統計、データ 統計・データ