【ニュース・イギリス】2018年教育評価の結果発表

 
2018年6月6日、学生局(OfS:Office for Students)は2018年の教育評価(TEF:Teaching Excellence Framework)の結果を公表した。

 
学生とともに教育の優秀さと学習の成果を突き止め、実施し、維持することを高等教育機関に促すべく導入されたTEFは、研究評価の仕組みを補完しつつ、今年で2年目に入った。

 
本年の評価を経て、「金」を得た高等教育機関は73校、「銀」を得たのは134校、「銅」を得たのは62校であった。さらに、27の大学が「条件付」評価となっている。「条件付」を得た大学を除けば、「金」の割合は27%に改善し、銀が50%、銅が23%となった。

:「条件付」の評価は、データが十分でなく評価しきれなかった高等教育機関に対して出される)

 
OfS:2018 TEF awards highlight excellence across all areas of the higher education sector

 
*教育評価:大学等各高等教育機関の教育の実績を明確に示すため、2015年に導入が決定された評価制度。各機関における「教育の質」、「学習環境」、「学習の成果」に基づき、「金」、「銀」、「銅」の3種類の評価が与えられる。一度得た評価は最大3年間有効。
 
イングランド政府により任意参加で実施されている事業だが、イングランド以外の英国の大学も参加が可能。公的助成を受けているイングランドの大学がTEFを受けた場合、授業料の値上げが可能な仕組みとなっている。

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育、質の保証
レポート 海外センター