【ニュース・イギリス】2016~2017学事年度のオープンアクセス補助金の配分額

2016年10月19日、英国研究会議(RCUK: Research Councils UK)は2016~2017学事年度のオープンアクセス補助金について、合計£1,400万を79機関に配分すると発表した。

 

この補助金はRCUKのオープンアクセスに関する政策を推進するため、研究会議(RC)の助成による研究の論文掲載料(APCs: Article processing charges)等を大学及び一定の要件を満たした研究機関に配分するもので、配分額は、前年度の実績と今年度の見込み額を考慮して決定される。前年度の実績が配分額を下回っていた機関は、今年度は減額、あるいは配分なしとされている。

 

オープンアクセスに関する政策は、公的資金による研究の成果を経済・社会に最大限還元すべく、論文の早期公開と、無償での論文へのアクセス・データの使用等を目指すもので、2005年に制定された。著者側が費用を出すことで読者は無料で閲覧が可能となるため、論文掲載料等を研究費の直接経費または間接経費として計上することを認めていたが、2013年4月からは各機関へのブロックグラントとして配分している。

 

Research Councils UK:
RCUK announces 2016/17 Block Grant for Open
各機関の2016~2017学事年度の分配金詳細[PDF:229KB]

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究
研究支援 研究助成・ファンディング