【ニュース・イギリス】2016/2017学事年度の英国トランスナショナル高等教育

10月2日、英国大学協会国際部(UUKi:Universities UK International)は、高等教育統計局(HESA:Higher Education Statistics Agency)のデータを元に、英国における国境を越えた高等教育の分析を発表した。

 

報告書では、2016/2017学事年度の英国のトランスナショナル高等教育(HE TNE:higher education transnational education(注:TNEは transnational education))はこれまでの学事年度以上に拡大を続けており、より多くの学生が、またより多くの地域で、そしてより多くの大学が係っていることがわかったとされている。

主な内容:

  • 2016/2017学事年度に英国のHE TNEには707,915人の学生が参加。これは同学事年度に英国の大学にいた留学生の1.6倍の数である。
  • 大規模に行なっているところは少ないものの、英国の高等教育事業者の84.7%がTNEの学位取得課程を実施している。英国のHE TNEを受けている学生の75%は16大学で学んでいる。
  • 2013/2014学事年度から2016/2017学事年度にかけて英国のHE TNEを受ける学生の数は11.2%の伸びを示しており、2015/2016学事年度から2016/2017学事年度にかけては1%であった。
  • 英国のHE TNE全体ではアジアに48.7%の学生がおり、次にアフリカが22.5%、EUが10.9%、中東が9.6%、北アメリカが4.6%、非EU圏のヨーロッパが2.8%、オーストラリアが0.6%、南アフリカが0.4%であった。
  • 2016/2017学事年度に最も多い学生がいたのは、マレーシア(10.5%、74,180人)、中国(9.9%、69,855人)、シンガポール(6.8%、48,290人)、パキスタン(6.2%、43,870人)、ナイジェリア(4.7%、32,925人)であった。

UUKi:https://www.universitiesuk.ac.uk/International/Pages/the-scale-of-higher-education-transnational-education-2016-17-.aspx(報告書PDFあり)

地域 西欧
イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
国際交流 国際化
統計、データ 統計・データ