【ニュース・イギリス】2016年初旬に、英国研究会議(RCs) の競争的資金制度においてORCID(Open Researcher and Contributor ID) の使用が可能に

2015年12月3日、RCsはJisc UK(英高等教育、継続教育、技術者養成における諸種の電子サービスを提供する非営利団体)が運営するORCID(Open Researcher and Contributor ID)コンソーシアムの会員となったことを受け、2016年初旬にも、ORCID を用いてRCsの競争的資金プログラムに応募することが可能になると発表した。

ORCIDは研究者各自に独自の電子IDを付与するシステムで、研究資金獲得の履歴を逐一残すことができ、所属機関を変更したり、学術界に所属しなくなった場合も一生にわたり使うことができる。研究成果を正確に記録することで、研究成果の認知度向上につながるとともに、助成機関への申請や報告の際の事務手続きの簡略化・省力化や研究成果のより精密な分析にもつながる。

 

Research Councils’ grants system to capture ORCID iDs from early next year.

 

 

【関連】

The Royal Society(王立協会)

Royal Society to make scientific IDs mandatory for its journals

Organisation hopes use of ORCID system will end confusion over authorship and researcher identity
The Royal Societyが出版物におけるORCIDの使用を義務化

-ORCIDの使用により、著作者や研究者の同一性に関する混乱を解消することを目的とする

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
研究支援 研究助成・ファンディング、研究者向けフェローシップ