2015年7月8日、オズボーン財務相が、保守党単独政権が同年5月に結成されて以来初めてとなる2015年度予算案を発表した。高等教育関連案件は以下の通り。

・生活維持奨学金のローン制度への切り替え
2016学事年度より、ローンでの支援額が一人当たり年額で過去最高の￡8,200へと増える。この新ローン制度をもって生活維持奨学金は打ち切られる。ローン返済については、￡21,000以上の年収を得ている卒業生に限り求められる。

【英国大学協会（UUK）の反応】
Dandridge会長は、生活維持奨学金廃止がすなわち学生支援の低下を意味するものではないと述べた上で、UUKとしては、家庭の所得の低さが学生の高等教育を受ける機会を妨げるものとならないよう努力していくのみであると強調した。

なお、予算案の要約については「URL1」、全報告書については「URL2」を参照。

URL1: https://www.gov.uk/government/news/summer-budget-2015-key-announcements
URL2: https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/443232/50325_Summer_Budget_15_Web_Accessible.pdf
URL3: http://www-overseas-news.jsps.go.jp/%E3%80%90%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%80%91%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E9%AB%98%E7%AD%89%E6%95%99%E8%82%B2%E8%B2%A1%E6%94%BF%E4%BC%9A%E8%AD%B0%EF%BC%88he/