【ニュース・イギリス】2015学事年度に関する10月現在の出願状況を発表

2014年10月23日、高等教育機関への願書受付・処理機関であるUCAS(University and College Admission Service)は、2014年10月現在の出願状況を公表した(2015年度入学者)。UCASへの出願受付は9月初旬に開始されており、今回発表されたのは願書出願締め切りを10月15日とする医歯学及び獣医学コース、さらにオックスフォード大学及びケンブリッジ大学の全コースへの出願者数である。10月15日締め切りコースへの全出願者数は、前年10月と比べ3%減の56,360(前年58,200)人であった。
英国を除いたEU圏からの出願者は3年連続で微増、非EU圏からの出願者は、4年連続で増加しているものの、英国内からの出願者数が前年度40,740人と比較して38,720人と5%の落ち込みとなっている。これは、学費上限値上げが行われて前年度より出願者数が減少した2012年度の40,030人よりも更に少ない数字である。
カーノック=クックUCAS理事長は、「これらの数字は、数としてはそれほどではないが、より専門性が要求される課程を希望する学生数の深刻な落ち込みを示している。が、これは現時点の話であり、来年1月の締め切り時点で全体像がよりはっきりと見えてくるだろう。」とコメントしている。
今回該当しない大学の課程は大半が来年1月まで出願を受け付けている(各大学・課程により、1月を過ぎても出願を受け付ける課程もある)。

URL1: http://www.ucas.com/news-events/news/2014/2015-cycle-applicant-figures-october-deadline

地域 西欧
イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 入試・学生募集