【ニュース・イギリス】2014 Research Excellence Framework (REF) 個別申請書等公表

2015年1月19日、イングランド高等教育財政会議(HEFCE)は新・研究評価制度REF(※)について、英国の合計154大学から送られた、合計 1,911件の個別の申請書類を公表した。
提出書類にはスタッフの詳細や研究成果などに加え、評価された社会的なインパクトはどのようなものか、それらがどのようにして研究から導かれたのかなどが記載されたインパクトの様式、研究費収入やPhD学生数などが記載されている。
2015年春には、研究により社会的なインパクトが創出された事例を検索できるデータベースを公表する予定である。
また、1月27日、HEFCEはREFのプロセスと管理運営に関する報告書等を発表した。HEFCEは12月18日の結果報告後、REFという新制度に関して様々な角度から検証し、随時報告書を作成、発表している。今回は、各メインパネルによる報告書、REF「機会均等ならびに多様性」委員会による報告書、大学スタッフ選抜の際の行動規範に関する報告書、パネル委員リストを発表した。イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの4高等教育財政会議は合同で総合的なREFに関する査定をすべく、様々な視点から多くのプロジェクトを計画・実行中である。

※REFについて詳しくは、以下「URL3」の「海外高等教育情報および学術情報」v14-10号『英国―①新・大学研究評価制度「Research Excellence Framework(REF)」2014』の項を参照。

URL1: http://www.hefce.ac.uk/news/newsarchive/2015/Name,100767,en.html
URL2: http://www.hefce.ac.uk/news/newsarchive/2015/Name,100770,en.html
URL3: http://www.jsps.go.jp/j-kaigai_center/data/higher_ed/2014/v14-10.pdf

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組