2014年12月19日、UCAS（University and College Admission Service）は、2014学事年度（以下「年度」）入学に関する最終報告書（UCAS’ End of Cycle Report）を発表した。
英国の大学・カレッジ（以下「大学等」）に合格したのは51万2,400人で、2013年度比で1万7,000人（3.4%）増加。内訳として、英国外からの合格者数も過去最高ならば、英国内の合格者数も44万7,500（前年度比3.2%増）人と過去最高であった。
出願者数は全体で69万9,700人で、学費上限大幅引き上げが実施される前年度（2011年度）の70万200人に近い数字まで回復している。
合格校数としては前年度比6％増を記録、1人最大5校に出願できるが、5校全てから合格通知を受けた人数は過去最高で、うち、英国内とEU圏内からの人数は13万7,300人となっている。
英国内からの出願者の全ての年齢層で入学者数は過去最高となり、20～24歳層は、前年度比4.1％増の8万人、25歳以上の層では前年度比8.6%増の5万2,300人となった。
最も所得の低い地域からの若年層の入学率は、英国全土を通じて最高記録を更新した。また、全体的に所得の低い層からの若年層入学者数も前年度比で10％増加している。
その他、統一試験「Aレベル」以外の国家資格での受験者の増加や男女間格差の拡大（女子の入学率に比べて男子の低さが問題となっている）などの特徴が見られた。また今回初めて650の選挙区ごとの入学率統計をとるなど、多面的な分析を行った。

URL1: https://www.ucas.com/corporate/news-and-key-documents/news/record-number-students-placed-uk-universities-and-colleges
URL2: http://www.universitiesuk.ac.uk/highereducation/Pages/Numberofstudentssecuringplacesexceedshalfamillion%e2%80%93UCASreport.aspx#.VK6tj2dyYdU
URL3: http://www.russellgroup.ac.uk/russell-group-latest-news/155-2014/9588-ucas-end-of-cycle-report/