2015年7月16日、イングランド高等教育財政会議（HEFCE）は2013学事年度（以下「年度」）「高等教育と産業界・社会の相互作用に関する調査」の結果を発表した。調査によると、大学と一般社会との経済的相互作用の総額は、前年度の￡36億から10％増の￡39億以上に及んだ。大学の知識・設備に対する大規模投資は5％以上増えた（約￡7.7億）一方、中小規模の起業案件は委託研究や職業研修などの様々な活動から￡2億の利益を生み出した。
　2013年度に英大学卒業生は前年度比31％増となる4,600以上の企業を立ち上げた。共同研究、コンサルタント、設備投資、知的所有権からの収入はそれぞれ同10％以上増となった。商業的成功という観点では、￡5,000万近くが派生企業の株式売却によってもたらされた。
　国際的に見ると、英大学による株式売却による収入と産業資本による研究の割合は米国と日本のそれを上回っている。

URL1: http://www.hefce.ac.uk/news/newsarchive/2015/Name,104694,en.html