【ニュース・イギリス】16歳以上の数学・英語教育強化プラン

16歳までの生徒の40%がGCSE(General Certificate of Secondary Education)の英語と数学でC以上※1の成績を得られず、その90%が19歳までにそれらの成績に到達できないという芳しくない現状を受けて、2014年8月より、英語と数学、もしくはどちらか一つでも16歳までにC以上の成績を出せなかった場合、該当生徒はC以上の成績を取るか、もしくは成果が見られるまで継続学習を受けなければならない。
現在、GCSE制度の改革が進行中であるが、英語と数学における新制度のGCSE施行については、2015年9月から学校で新制度用の指導が開始となり、2017年夏に新制度試験の導入を予定している。また、16歳以降の継続教育においては2015年から2020年の導入を予定している。
また、政府は、「継続教育スタッフ強化戦略」(以下の「URL2」参照)に基づき英語と数学における教員の数と質を上げるべく、初任教員および教員研修機関に助成する‘Golden Hello’プログラムなどをはじめとして今後約2年の歳月をかけ合計£3,000万を投入していく予定である。

※1 GCSEのグレードはA~Gまであるが、通常C以上が大学入学に必要条件となる。

URL1: https://www.gov.uk/government/speeches/maths-and-english-provision-in-post-16-education
URL2: https://www.gov.uk/government/publications/further-education-workforce-strategy

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 高技能職業人材の育成