【ニュース・イギリス】需要に伴う技術の育成の事例

10月8日、英国大学協会(UUK:Universities UK)は、“Route to high-levels skills”という報告書を発表した。その中では、学生や雇用者が求めている技術をより一層提供するために、政策立案者は既存の協力関係に目を向けるべきということが述べられている。
UUKによれば、同報告書に載っている一連の事例分析では、カレッジや大学が現在いかにして資金、資源、職員の専門知識を共有しているかが示されている。

 

UUKは、大学や継続教育カレッジが独自のコースや技術訓練を提供し続けるであろう一方で、全ての年齢層で、高い技能、特にLevel 4と5(基本学位、全国高等学力証明:higher national certificate、全国高等学位証明:higher national diploma)を持つ者への需要が増すにつれ、大学やカレッジと地元の雇用者が今まで以上に親密に取り組むことの重要性が増しているとしている。

 

英国大学協会(UUK:Universities UK)の会長であるAlistair Jarvis氏は、政策決定者はよりよい地域の絆を発展させる方法を模索すべきだとした。また、彼は「この報告書は、国中のカレッジや大学が、雇用者の求める課程を提供するために知見や資源を共有していることを示している。これは、カレッジや大学が孤立した状態で動いているという見解とは異なるものだ。継続教育と高等教育の対立についての議論がされるべきではない。政府、ファンドの提供側、規制当局は、ありもしない分断にではなく、地域での力強い連携を築くことに重点を置くべきだ。」と述べている。

 

UUK:Pitting universities against colleges won’t deliver skilled workforce

地域 西欧
イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 学生の就職、高技能職業人材の育成
社会との交流、産学官連携 社会貢献