【ニュース・イギリス】英国質保証常任委員会が新しい質保証規約を発表

 
2018年3月27日、英国質保証常任委員会(UKSCQA:UK Standing Committee for Quality Assessment※)は、英国高等教育の質保証規約※※を発表した。
 
この改正された、期待される事項とそのための取り組み集は、英国の高等教育界全体にわたる広範な協議作業に応じたもので、その協議作業は大学質保証機関(QAA:Quality Assurance Agency)がUKSCQAに代わって調整を行なった。その結果となる、期待される事項とそのための取り組み集が、2018年11月下旬に公表予定である全面改正版の英国高等教育質保証規約の基礎を形作る予定である。
 
この改正は、進化する規制環境の中で、規約に、質保証の主要原則に再び重点を置かせ、参加しやすさを向上させ、そして目的への合致性を保証させるものである。これらのことで、背景事情の変化とはかかわりなく、規約が英国高等教育の質の基礎としての役割を十分に果たし続けることができる。
 
協議による意見は全国から寄せられ、そのことが英国全体としての取り組みが維持されていることを確かにしている。学生グループやあらゆる類型の高等教育機関からの回答もまた、学生を含む多様な高等教育界及び関係者の参加しやすさを向上させる上では重要である。
 
UKSCQAは、第1段階の協議における高等教育界の参加を歓迎している。英国高等教育質保証規約の見直しの第2段目は、規約を補強する助言や手引きを開発するため、2018年の春の間も続けられる。
 
UKSCQA:UK Standing Committee for Quality Assessment publishes new Quality Code Expectations and practices

 
※ 英国質保証常任委員会(UKSCQA:UK Standing Committee for Quality Assessment):英国の政府機関や大学関係団体などが幅広く参加する、英国全体で高等教育の質評価の議論について教育界主導での監視を行なうための団体。
 
※※ その後、同年11月に更なる更新作業があったため、当時掲載されていた質保証規約は既に削除されてしまっている。現在のものはQAAのウェブサイトなどで確認可能。
 

地域 西欧
イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育、質の保証
レポート 海外センター