【ニュース・イギリス】英国の分野横断型研究に関する他国との比較調査報告書-英国の分野横断型研究は増加傾向

 2015年7月30日、英4地域高等教育財政会議と英国医学研究会議(Medical Research Council)の委託によりエルゼヴィア社が行った、英国の分野横断型研究に関する他国との比較調査報告が発表された。調査は、書誌学的手法を用いて、8ヶ国(ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、米国)との2009年から2013年の期間の比較を行ったものである。
 報告書の主なポイントは以下の通り。

・世界的潮流と足並みを揃え、英国の分野横断型研究は増加している。
・英国の分野横断型研究は国際的に見て共同性が高く、最も分野横断的な出版物の45%以上は英国以外の研究者との共著である。
・学術界は英国の分野横断型研究に多大な貢献をしており、最も分野横断的な出版物の85%は、少なくとも一人の学術界出身者を含んでいる。
・調査対象国の中の研究力が伸びている国では分野横断型研究の強化により力を入れている。
・分野横断型研究を含む英国の出版物は全調査対象国の中で最も多く引用されており、このことは英国の研究レベルが高度で安定していることを示している。

URL1: http://www.hefce.ac.uk/news/newsarchive/2015/Name,104889,en.html

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組、大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
その他 その他
統計、データ 統計・データ