【ニュース・イギリス】研究開発プログラムの記録的な投資についての報告書の発表

2018年8月2日、Sam Gyimah科学担当大臣は、2027年までに公的部門・民間部門での研究開発への投資額をGDPの2.4%にまで押し上げるという政府の野心的な目標を強調した、増加を続ける政府の研究・技術革新への投資配分の詳細を述べる報告書を公表した。

 

報告書(The Allocations Booklet)では、ここ40年間で最大の公的な研究開発投資の増額が行なわれており、それが最新の産業戦略*を通じて科学者や研究者が知の境界線を広げ続けていくことを可能とするということが強調されている。
近年の政府出資の技術革新事業には、将来の蓄電池技術の発展におけるブレークスルーや、世界を先導する国際的共同研究を促進できる新しい先端的な極地探査船の建造が含まれている。

 

また報告書では、公的な研究開発投資の増加を、UKリサーチ・イノベーション(UKRI:UK Research Innovation)、英国宇宙局(UK Space Agency)、各学術団体、公的な研究制度、またその他の事業へどのように配分していくかが詳細に書かれている。
また、報告書には、 国家生産力投資基金(NPIF:National Productivity Investment Fund)や政府開発援助(ODA)、ほか英国全土の研究基盤を含む、幅広い分野を横断する研究開発費の年々の増加についての詳細も含まれている。

 

*最新の産業戦略(Modern Industrial Strategy):2017年11月に英国政府が示した政策文書。

 

The Allocations Bookletは、以下より閲覧可能。
Department for Business, Energy&Industrial Strategy :THE ALLOCATION OF FUNDING FOR RESEARCH AND INNOVATION[PDF:375.17KB]

 

GOV.UK:New publication showcases record investment in research and development programmes

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