【ニュース・イギリス】準高等教育機関に、より厳しいルール適用

2015年1月29日、クラーク大学・科学担当閣外相は、教育の質向上ならびに学生保護を目的として、準高等教育機関(イングランド高等教育財政会議(HEFCE)から公的助成を受けていない私立大学)に対する、より厳しいルールプランを発表した。
具体的には、各機関代表者(学長等)は「適正試験」を受けねばならない。また、全ての非・学位授与機関は毎年認定を受けなければならなくなる(現行制度では、一度認定を受ければ永年有効)。更に、機関にとって何らかの深刻な懸念事態が生じた場合に素早く調査できるような政府高等教育関係機関等による調査チーム(Rapid Response Investigatory Team)を設置する。
クラーク閣外相のコメントは以下の通り。
「英国の高等教育の質の高さは世界的に有名であり、この評価を維持・強化し続けていくことが肝要である。準高等教育機関も当然、この質維持に貢献しなくてはならないし、評価を貶めることなどがあっては以ての外である。したがって、政府は今回、(上記のほかにも)学生定員制限や学生へ最低限の英語能力を求めることなど、様々な面から規制強化に踏み切ることにした。」

なお、クラーク大臣発表公式文書は、以下の「URL1」からダウンロード可能。
また、Russell Groupの反応は、以下「URL2」のとおり。

URL1: https://www.gov.uk/government/news/tougher-quality-measures-for-higher-education-alternative-providers
URL2: http://www.parliament.uk/documents/commons-vote-office/January%202015/29%20January/1.BIS-Higher-Ed.pdf
URL3: http://www.russellgroup.ac.uk/russell-group-latest-news/157-2015/9590-alternative-providers/

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
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