【ニュース・イギリス】次期首相は、大学支援を最優先にすべき

 
2019年6月11日、英国大学協会(Universities UK:UUK)は、現在新たな首相選びの真っ只中ではあるが、次期首相は大学と協力することによって、英国全体に仕事や地方の成長をもたらし、英国国民の生活向上の機会を得ると述べた。
 
経済を強化し、社会的モビリティを推進するため、Universities UKは次期首相に対し、英国の大学への支援を公約するよう要求した。その支援により、950億ポンドの経済効果がもたらされ、国全体に940,000以上の雇用が生まれる。
 
Universities UKは、次の保守党党首が、もし大学が経済的・社会的・文化的影響を最大限に発揮し、世界的なリーダーの地位を維持し続けられるよう、大学を支援すべきであると、以下5つの政策を強調している。

  1. 移民:留学生と海外スタッフを雇用・維持する上での障壁の除去。
  2. 学生の経験:大学入学を推奨するための政策を促進することに加えて、学生のメンタルヘルスや心身ともに健康であるための支援を実施する。
  3. 科学、研究、イノベーション:これらの分野における継続的な卓越性を可能にするための研究開発を満たすもしくは打破するための公約。
  4. 持続的な資金:大学は、世界トップクラスの教育を維持するため、英国内を自由に学生が継続的に動けるよう開発された持続的な資金を持たなければならない。資金カットは、悪影響を及ぼし、英国と海外各国全てに影響をもたらす。
  5. Brexit:Brexit後の効果的な合意に到達し、合意なき離脱を避け、英国とEU内の国々との継続的なパートナーシップと交流を保証すること。

 
UUK:Supporting universities must be a top priority for the next prime minister
 

地域 西欧
イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政、政策・経営・行動計画・評価
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