2020年11月4日、University Businessは、Jisc(※1)、Emerge Education(※2)、英国大学協会(UUK)及びAdvance HE(※3)の
複数の組織により率いられるLearning and Teaching Reimagined initiativeがとりまとめた最初の報告書 “A new dawn for higher education?” に
よると、長期にわたって、オンライン授業などのデジタルを組み込んだ学生主導の手法を提唱していると報道した。
新たな報告書は、英国の大学における大きな変化を予測しており、コロナ禍は高等教育の展望を根本的に変えていると指摘している。また、教室と
インターネットを組み合わせた学習形態であるBlended learningが、多くの英国の学生、教員そしてリーダーたちの学習モデルとして好まれているため、
ただ単にキャンパスにおいて講義を経験するだけの日々はもうあまり長く存続できないかもしれないとも指摘している。
報告書では、コロナ禍は高等教育の展望を根本的に変えているという認識の下、教員主導の学習方法から、より個人向けの、学生主導の積極的な
関与を重視した動きを受け入れ、そして拡大するという高等教育機関のより良い再建への決断を取り上げるとともに、英国の世界のリーダーとして
の地位を強固なものにするため、大学が取り組むべき7つの課題を設定している。
- 大学の文化の中心にデジタルを組み込むこと
- 長期的な戦略に基づく短期的な投資を行うこと
- 持続可能かつ手頃で高い質のBlended learningの新たな経済モデルを探求すること
- カリキュラムの再編成においてBlended learningを取り入れること
- 学生及び職員のデジタルスキル等を拡張させること
- 組織内及び組織を越えてBlended learningの恩恵を伝えること
- デジタルにおける貧困への対応を強化すること
※1 Jisc:英国の高等教育機関にデジタルサービスを提供する非営利団体
※2 Emerge Education:学習等の未来を形作る会社に投資するシードファンド
※3 Advance HE : ECU、HEA及びLFHEの合併により2018年3月に設立された高等教育機関を支援する組織
University Business:
The future of learning and teaching is blended, says new research
Learning and Teaching Reimagined initiative報告書:
Learning and teaching reimagined: a new dawn for higher education?