【ニュース・イギリス】日英双方の留学生数に成長の余地あり

2014年5月22日、THE(Times Higher Education)はユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンにおいて5月1日に開催された日英学長会議で、安倍首相が日本の大学の国際化について述べ、交換留学の促進を呼びかけたことを次のとおり伝えている。
 日本からの英国への留学生数が東・東南アジア諸国に比べて少ないということが指摘されていることを受け、安倍首相は出席者に対し、日本の大学の国際化は喫緊の課題であり、海外で学ぶ学生や研究者の数を増やし、グローバル人材を育成することが国の成長戦略に位置づけられているため、それらを強力に推進していることを説明した。
 日本の学生の内向き志向の強まりも指摘されているが、全体的に日英相互の学生の移動は活発でなく、これには言語の壁が大きな理由として挙げられているが、両国は改善に努力している。
 安倍首相は各英大学長の話に応じながら、学士課程の学生の交換留学には熱意を示していたが、日本の博士課程の学生の留学は、日本企業への就職事情の都合上難しいのだろうと述べた。

URL1: http://www.timeshighereducation.co.uk/news/room-for-growth-in-japan-uk-student-traffic/2013406.article

地域 西欧、アジア・オセアニア
イギリス、その他の国・地域
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
国際交流 国際化、学生交流