【ニュース・イギリス】新時代に必要な技能を教える課程の開発のため、政府が大学等に610万ポンドを配布

 
2018年1月23日、イングランド高等教育財政会議(HEFCE:Higher Education Funding Council for England)は、新たな、そして価値のある課程の開発のため、610万ポンドを30以上の大学等に配布することを発表した。この事業は、雇用者側と共に、将来の経済に必要な技能の供給を助け、また政府の最新の産業戦略の目標を支援するもの。
 
事業の獲得に成功した大学等は、HEFCEのCatalyst Funding Programmeから1機関あたり20万ポンドを上限として予算を配布されている。それに大学等の独自予算、雇用者側や他の協力者からの追加投資が加わる。大学等は、国と地方の双方の雇用者と協力して課程を開発・デザインしていく。
 
この資金配布は国内で、先進的な工学からデータ解析まで、そして人工知能から生命科学まで、産業戦略の“グランドチャレンジ”に沿った多くの異なる分野で幅広い事業を支援する。
 
HEFCEの投資は、産業と雇用者が必要とし、英国の生産性に長期にわたって貢献する主要な技能を供給することで、卒業生の手にする成果及び雇用上の価値の増進や、従業員の技能向上を助長するものである。
 
事業例:

  • University of Bristol 万人向けのクラウドコンピューティング(20万ポンド)
  • University of Cambridge ヘルスケアデータの熟練者:情報科学、イノベーション及び営利化(約19万9千ポンド)

 
HEFCE:Universities and colleges receive £6.1 million to develop courses to teach the skills of the future
 
1ポンド≒155円(2018年1月23日)

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 高技能職業人材の育成
社会との交流、産学官連携 産学官連携
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