【ニュース・イギリス】新たな大学規制機関が活動開始-学生局(Office for Students)

 
2018年1月1日、教育省(DfE:Department for Education)は、新たな大学規制機関である学生局(OfS:Office for Students)の法的な活動開始を発表した。本組織は、学生の利益を守り、学生の選択を助長し、学生が高等教育に行なう投資からよい配当を受けることを保証するために設けられたとされている。
 
OfSの法的な設立に際し、Justine Greening教育大臣は15名のOfS理事会のうち最後の6人の任命についても発表した。
 
この任命は、高等教育界の多様なニーズを反映するだけでなく、学長の給与や言論の自由といった問題をめぐり大学に責任を問うこの新しい機関が、雇用者と学生の利益を代弁していることを確実にするだろう。
 
OfSは、高等教育の主な規制主体であったイングランド高等教育財政会議(HEFCE:Higher Education Funding Council for England)の後継となる。また、大学が提供する教育の質に関して説明を求めていくこともになる。
 
これは高等教育研究法(2017)の履行における一里塚となり、OfSは選択を助長し、学生、雇用者及び納税者の利益を重んじる明確な法的義務を負うことになる。
 
GOV.UK:New universities regulator comes into force

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事、政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育、質の保証
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