10月5日、UKリサーチ・イノベーション(UKRI:UK Research and Innovation)は、材料化学の専門家が集結し最先端のロボットやコンピュータを駆使して社会の将来の課題に挑戦していく材料イノベーションファクトリーを、新たに8,100万ポンドを投じてLiverpool Universityに開設したと発表した。
UKRIのリサーチ・イングランド(RE:Research England)は、自身の主要な基金である英国研究パートナーシップ投資基金(UKRPIF:UK Research Partnership Investment Fund)を通じて同ファクトリーに1,100万ポンドを投資した。
REによって管理されている最大の競争的資金でもあるUKRPIFの目的の一つは、高等教育機関と、活発な研究を行っている他機関との戦略的な提携を奨励し、また経済成長のための研究基盤への拠出を強化することである。
UKRIによれば、これらの目的に合わせ、材料イノベーションファクトリーはLiverpool Universityと世界的消費財企業のユニリーバとの戦略的なパートナ―シップに立脚している。ユニリーバは共同投資として2,500万ポンドの出資と機器及びソフトウェアに450万ポンドの追加投資を行なっており、その研究開発機能の重要な部分をこの施設に置く予定であるとされている。他の共同投資としてRoyceから1,090万ポンド、Liverpool University自身から3,480万ポンドが投資されている。
UKRI:New £81 million Materials Innovation Factory opens