2019年1月24日、教育省(DfE:Department for Education)は、英国の教育産業の海外輸出が英国経済にとって約200億ポンドを産出しており、英国の国際的に最も儲かる強みであり続けているとして、以下のように発表した。
発表された値には留学生や海外での英語研修からの収入が含まれているが、前年比での成長を続けており、2016年でおおよそ199億ポンドであった。これは2010年から26%増加したことになり、自動車、広告、保険のような他のよく知られた輸出品と並び、英国にとって重要な収入を産出している。
英国経済に大きく貢献している国際輸出品:
- 高等教育 ― 134億ポンド
- 多国籍教育(TNE)― 19億ポンド
- 教育商品・サービス ― 19億ポンド
- 英語の語学研修コース ― 16億ポンド
- 独立系学校 ― 9億ポンド
これらの値は、英国がEU離脱を控えている状況にあって英国の教育界や輸出の強さを再認識させてくれる歓迎すべきもので、2019年に立ち上げ予定である新しい国際教育戦略を通じて、EU離脱後の英国の海外輸出を強化するために計画が打ち出されている。EU離脱後には、英国は主要な海外市場との通商関係を促進するために、新たな独自の通商政策をとることができる。
1ポンド≒143円(2019年1月24日)
GOV.UK:Education generates billions for UK economy