2014年12月1日、ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)専門審議委員会は「産学連携報告書」の中で、国際競争に遅れをとらないよう、2020年までに、GDPの3%(※)を目標として研究開発のために予算を配分するよう強く政府に求めた。
委員会は、報告書の中で、英国政府の過去30年の研究開発に対する過少予算が、米国、ドイツ、フランスなどとの科学・イノベーション競争に遅れをとる原因となっていると指摘。また、そのことにより、英国の世界トップレベルの大学におけるトップレベルの研究による経済成長の機会が脅かされているとも述べている。
委員会は、また、政府が公平な研究開発査定システムを確立させ、次期科学イノベーション戦略に盛り込むべきだと提唱している。
※英国のGDPに占める研究開発費は2011年から2012年にかけて、1.78%から1.73%と下落しており、これは2012年のEU平均1.98%を大きく下回っている(更に、EU平均は2011年は1.95%であり、上昇傾向にもある)。同じく、中国も1.98%(2011年…1.84%)、米国は2.79%(2011年…2.76%)。
なお、Russell Groupの反応は、以下「URL3」のとおり。
URL1: http://www.parliament.uk/business/committees/committees-a-z/commons-select/business-innovation-and-skills/news/business-university-collaboration-report/
URL2: http://www.keepeek.com/Digital-Asset-Management/oecd/science-and-technology/main-science-and-technology-indicators/volume-2014/issue-1_msti-v2014-1-en#page1
URL3: http://www.russellgroup.ac.uk/russell-group-latest-news/155-2014/8586-universitybusiness-collaboration/