2018年9月5日、英国大学協会(UUK:Universities UK)は、UUK年次総会におけるUUK会長のコメントを掲載した。
これによれば、UUKの会長及びリバプール大学学長を務めるDame Janet Beer教授*は、現在政府が進めている高等教育の見直し作業に関し以下の点を述べたとされている。
- 見直しでは、パートタイム学生・成人学生の長期的な減少に対処するための解決策を提示すべき。
見直しでは、生活費へのおそれを減らすため、目標付きの生活費の給付を通じて、最も経済的支援を必要とする学生のために経済的支援が増やされるべき。
見直しでは、継続教育と高等教育の間を学生がより行き来しやすいようにされるべき。
また、見直しでは、学生ローンシステムや学生にとっての学位の価値といったことの進歩的な性質について理解が進展するよう、努力されるべき。 - Damian Hinds教育大臣とSam Gyimah大学担当大臣が社会的流動性の向上に個人的に注力してくれていることは理解している。イングランドの恵まれない18歳の若者は、2017年には2006年よりも82%多く大学に入れるようになった。
- 雇用者の側で高い水準の技能への要求が増大していることから、見直しでは、成人学生やパートタイム学生だけでなく、家を離れて生活している18歳の若者も含めた、あらゆる出身の学習者が人生を通じてその潜在能力を開かせることができるよう資金配分システムが支援を行えるようにすべき。見直しは向上心を育むものであらねばならず、制限するものであってはならない。
*Dameは騎士叙勲された女性に付ける敬称。男性の場合のSirに当たる。
Universities UK:Government review is a fantastic opportunity to improve the university system for students