【ニュース・イギリス】学生局は2018/19学事年度イングランドの高等教育に15億ポンドを配分

 
2018年5月11日、学生局(OfS:Office for Students)は316の高等教育機関等への予算配分について以下のように発表した。
 
OfSは、全ての学生がその出身にかかわらず、人生とキャリアを豊かにできるような充実した高等教育経験を得られることを確かなものとするよう目指している。OfSが配布する予算はその目的を支援するためのものである。
 
2018/19学事年度の予算配分は、4つの主要な活動領域にまたがり、計約15億ポンドになる:

  • 定期的な教育助成金に12億9,000万ポンド
  • 知識交換のために470万ポンド
  • 国の施設と管理業務のために510万ポンド
  • 資本投資のために150万ポンド

定期的な教育助成金の配布にあたり、学生局は:

  • 看護学課程、産科学課程や関連の健康関係専門職課程のための高等教育財政計画に関連した、政府の健康教育改革を支援する追加配分予算を割り振りつつ、高コスト科目への合計予算額を実質的に維持した。
  • 学生が充実した学習成果を上げるための補助へのアクセス拡大・支援のための予算*を可能な限り守った。
  • 大学院生に対する学生ローン制度の影響をより補えるよう、大学院生の学びへの予算を再設定した。

予算配分は、大学・科学担当大臣から学生局局長へ送付された戦略的指導のための通知に示された優先事項と、OfS理事会の決定事項を反映している。
 
2018/19学事年度の予算額は、2017/18学事年度の合計額に比べ、金額にして2,200万ポンド減少した。これは、2015年に出された秋期財政報告書での教育助成金削減に続くものである。
 
1ポンド≒148円(2018年5月11日)
 
* 高等教育進学率の低い地域でのティーンエイジ向け連携プログラムや、障害を持った学生についての助成金、働きながら学ぶ学部生の学習成果を高める助成金の予算など
 
OfS:Office for Students to allocate £1.5 billion for higher education in England for 2018-19

地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政
大学・研究機関の基本的役割 教育