【ニュース・イギリス】学生の満足度による評価ランキングを発表

2014年5月15日、高等教育専門誌Times Higher Education(THE)は、学生の満足度による大学ランキング ‘Student Experience Survey 2014’を発表した。本ランキングは、2012年10月から翌年の6月にかけて、約1万4,000人の学部学生を対象に、21の評価基準※に基づいて得点化し、総合得点の順位を示したものである。

今年度は前年度3位のUniversity of Sheffieldが1位となり、昨年26位のUniversity of Exeterが7位、同16位のDurham Universityが8位と大きく順位を上げるなど、ランキングに様々な変動があった。Russell Group所属の研究集約型大学のランクイン数がトップ20位以内に11大学(昨年は13)と、伝統校や1960年代創立の大学が高い満足度を勝ち取っているという傾向に変動はないものの、2012年に大学として認可されたFalmouth University(ただし、もともとの美術学校としての創立は110年前と存在そのものは決して新しくない)が12位に食い込むなど、新しい動きもあった。

なお、「【表】トップ20大学とトップ20以下のRussell Group所属大学」はこちら(PDF)を参照。

※(1)スタッフ・講義の質の高さ、(2)協力的・積極的なスタッフ、(3)よく構成されたコース、(4)ソーシャルライフの充実度、(5)コミュニティの雰囲気の良さ、(6)課外活動やクラブの充実度、(7)キャンパス・大学周辺の環境の良さ、(8)施設の質、(9)個人的要求の満足度、(10)学生連合の充実度、(11)サポート・福利厚生の充実度、(12)教師との良好な関係、(13)集中型で便利な施設、(14)産業界との良好な関係、(15)生活環境の質、(16)セキュリティの充実度、(17)少人数教育、(18)図書館の質と開館時間、(19)公平な労働、(20)スポーツ施設の充実度、(21)友人に勧めるか

URL1: http://www.timeshighereducation.co.uk/news/times-higher-education-student-experience-survey-2014/2013333.article
URL2: http://www.independent.co.uk/student/news/university-of-sheffield-ranked-top-for-student-experience-9376850.html

地域 西欧
イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
統計、データ 統計・データ