【ニュース・イギリス】学生の国際化:海外留学経験のある学生に関する統計2012-2013

2015年3月12日、英国高等教育国際機構(UK Higher Education International Unit: IU)は、海外留学経験のある英国の学生に関する統計を発表した。どのような学生がどこに留学したのか、また留学経験のある学生の卒業後の進路など、留学経験の有無が学生にどのような影響を及ぼしているのかについて明らかにしたものである。統計は、2012学事年度卒業の学部学生の、卒業6ヵ月後の数値を抽出している。

・留学経験者の非就職率は5.4%、未経験者は6.7%だった。

・就職している卒業生のうち、海外での就職率は留学経験者の11%に対して未経験者は2%に過ぎなかった。

・平均して、17の専攻分野のうち11の分野において留学経験者の卒業後の給与は未経験者よりも多い(英国内に限る)。

・67の専攻分野のうち40の分野において、留学経験者の卒業後の給与は未経験者よりも多かった。また、その中でもっとも給与の相違が大きかった(少なくとも£3,000以上の差)のは、社会学、コンピューターサイエンス、理論・宗教学、電子工学、自然地理科学においてであった。
これらの統計報告に基づき、Vivienne Stern機構長はより多くの英国学生が在学中に海外留学を経験するよう奨励している。

URL1: http://www.international.ac.uk/media-centre/press-releases/gone-international-mobile-students-and-their-outcomes.aspx

地域 西欧
イギリス
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