2020年10月21日、英国大学協会(UUK)は、Savata ComRESに委託した世論調査において、失業中、失業のリスクがある、または新しい
スキルを学びたいと考えているイングランドの潜在的な学習者の82%は、大学の学位の個々のモジュールで学ぶことを熱望していること
を明らかにした。
世論調査の対象者の3分の2は、もし政府が、個々のモジュール(構成要素)を学習するためのローンを導入した場合、大学で学習する可能性は
高くなると述べている。しかしながら、現状では、政府の財政支援の対象となるためには、事前に資格を取得し、フルタイム学生の履修量の少なくとも
25%をこなさなければならない。
世論調査では、学習しながら稼ぐことと仕事と生活の良いバランスを保つことは、モジュール学習の最大のメリットであるとしている。世論調査は、
大学がより柔軟な学習のためにローンの導入を要求するときに行われる。これにより介護などに従事している人々に門戸が開かれる。
その他の主な調査結果は以下のとおりである。
- エンジニアリングは、モジュール学習において経営管理に次いで2番目に人気がある科目の選択肢である。
- モジュール学習は、英国で高度なスキルを持つ人々の数を増やすという将来性がある。大学での学習に興味がある人の13%は、
パートタイムで学習する可能性はないが、モジュール学習については興味があると述べている。 - モジュール学習に取り組む可能性がない人々の3分の1以上は、たとえローンが導入されても、返済することについて心配している。
- 潜在的な学習者は、数多くの資格を築き上げることができることに重きを置いている。モジュール学習に取り組む可能性がある人々の93%は、もしローンが導入されれば、これは重要であると述べ、その柔軟性などの重要性を示している。
また、調査では、いかに大学での学習を財政的に利用可能なものにするかについての懸念も示し、UUKが以前に要求しているような、包括的な
政府資金による学生の財政に関する全国教育キャンペーンの必要性を強調している。
学生の財政システムの明確な情報の不足が、高等教育の恩恵を受けることができるすべての年齢層の個々人の妨げになっている。柔軟な学習機会
が、本当に恩恵を受けるべきすべての人々に門戸が開かれているかを保証するために、目標を絞った支援整備も調査されるべきである。
これらの提言は、UUKから同様に公表された、より広い“高等教育のビジョン”の一部を形成するもので、英国の福祉、経済そしてコミュニティ
への大学の貢献を強める野心的な改革のパッケージ案の要点をまとめている。
UUK: Majority of adult learners would upskill at university if given the chance