米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は3月8日、「小型X線自由電子レーザー(Compact X-ray Free-Electron Laser:CXFEL)」施設を設立するアリゾナ州立大学(Arizona State University)に対し、最先端科学工学研究インフラ支援の一環として「中規模研究インフラ-2(Mid-scale Research Infrastructure-2:Mid-scale RI-2)」助成9,080万ドルを付与することを発表した。
本プロジェクトは、ヒスパニック系コミュニティにサービスを提供する研究機関が主導し、11州に所在する15組織が協力しており、そのうちの2組織は「競争研究を刺激する既存プログラム(Established Program to Stimulate Competitive Research:EPSCoR)」を管轄するなど、多様性に富んだプロジェクトである。本助成は、原子レベルでの物質内部構造の調査が可能な機器構築を支援するもので、生物学・化学・凝縮物質物理学などを含む幅広い分野における革新的発見のために必要な多次元的情報を提供することになる。なお、「CXFEL」は、Mid-scale RI-2助成を受給する初のプロジェクトで、今後さらに同助成受給プロジェクトが発表される予定である。
3月8日
National Science Foundation:
NSF announces infrastructure investment to enable understanding of material structure at scales from macroscopic to atomic
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
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研究支援 | 研究助成・ファンディング |